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ためごろー
お化けしかかたん

1 さめ :2023/10/06(金) 00:08:54.35 ID:NKFUnoJO0
初めてなんでわかんないことだらけです…




2 さめ :2023/10/06(金) 00:11:28.63 ID:NKFUnoJO0
2年間心霊スポット回ってきて起こったガチの心霊現象あげてく

3 本当にあった怖い名無し :2023/10/06(金) 00:13:11.40 ID:NKFUnoJO0
まずことの発端は今から2年前の中学2年春ぐらい、俺は深夜にネットサーフィンをするのが大好きで、よくYouTubeで自分好みの動画を漁っていた。
その日ははじ○しゃちょーの心霊スポットどうでしょうの動画を過去から見返していた。
普段特別はじ○しゃちょーをみているわけではないのだが、はじ○しゃちょーの心霊スポットどうでしょうが昔から大好きだった。
同じ動画何回見ても飽きないのである。
しかし今まで心霊スポットに行ってみようという気は全く起きなかった。
というのも、自分の住んでいた地域は名古屋付近で、どうせこんなところの近くに心霊スポットなんてないだろと思い込んでいたからである。

4 さめ :2023/10/06(金) 00:14:46.44 ID:NKFUnoJO0
しかしその日は調べるだけ調べてみようと思い、周りの心霊スポットを調べてみることにしたのだった。
「ある…w」
めっちゃあった。
どうやら都会=心霊スポット無しの偏見は間違っていたらしい。
でも都会の心霊スポットはあまり自分の興味がそそられるものではなかったので名古屋からは結構離れてはいたが「Jの家」という心霊スポットに行ってみることにした。

5 さめ :2023/10/06(金) 00:16:12.29 ID:NKFUnoJO0
そこはなんでも昔その家の主人が銃○されているところを妻が発見し事件となったが、それは実は夫の自○で、それを妻らが他○に見せかけて保険金を騙し取ろうとしたという曰くがあった。

6 さめ :2023/10/06(金) 00:18:49.64 ID:NKFUnoJO0
次の日学校に登校するなり、「心霊スポット行かねー?」という王道の発言により3人の友達、MとKとSが来てくれることになった。
これが生涯一生の友達になるであろうきっかけになった。
ふと思うことがあるが、心霊スポットがなかったらこの出会いもなかったわけで、度々心霊スポットやはじ○しゃちょーに感謝している。
そんなこんなで夏休みにJの家凸を計画し、凸することになった。

7 さめ :2023/10/06(金) 00:19:39.92 ID:NKFUnoJO0
誰も見てないかな…頑張って書いたのに…笑

8 さめ :2023/10/06(金) 00:21:30.76 ID:NKFUnoJO0
しかしよくある話のようにはうまくいかず、残念なことに友達のは夜間の外出が制限されている人が大半だったので真昼間に行くことになり、そこそこ楽しかったが怖いという感情も特になく、何も起こらずに終わった。
が、この場所も後にしっかり心霊現象が起きる現場となる。
そんなこんなで心霊スポット攻めまくるやばい集団が完成したわけでそれからというもの廃墟の温泉街だったりA県最恐のトンネルだったりいかにも何か出そうな廃校を攻めたわけだが特に何も起こらなかった。
俺は実は完全に幽霊を信じているわけではなく半信半疑な感じだったのでまぁこんなものかと思っており、「俺らの目的は幽霊の存在を確かめること」と目標を掲げて心霊スポットに凸しまくるようになるのであった。

9 さめ :2023/10/06(金) 00:23:13.26 ID:NKFUnoJO0
前置きが長くなったがここからはその凸した心霊スポットの中でも心霊現象が起こったものを挙げていこうと思う。

10 さめ :2023/10/06(金) 00:23:54.31 ID:NKFUnoJO0
【1つ目 Kハウス】
クリスマスも近づいてきてテンションがあがっていた俺は、夜にG県最恐とも言われるKハウスに出向くことにした。
そこは昔温泉だったらしいが、食中毒事件や爆発事故で客足が遠のき、オーナーが首吊り自殺をしたという曰くがあった。

11 さめ :2023/10/06(金) 00:25:11.22 ID:NKFUnoJO0
そこには俺とMとKとSとHの5人で行くつもりだったのだが、Mは風邪をひき、Kは家庭の事情で外出できなくなり、Sは実家に帰省する日と被ってしまったため、俺とHの2人で行くことになった。(Hは3回目の心霊スポット巡りのA県最恐トンネルの時に参加してから仲良くなった友達。)
KハウスはG県とA県のちょうど間の道の山道にあるため近くの駅で降りて歩いて目的地まで向かう。

12 さめ :2023/10/06(金) 00:26:07.65 ID:NKFUnoJO0
その頃俺は心霊チャネルを自分で立ち上げて運営していたため動画を撮りながら道を歩いていく。

13 さめ :2023/10/06(金) 00:26:51.20 ID:NKFUnoJO0
俺「今回はこんなところまでやってきてしまいましたー!!今回行くのはG県最恐とも言われているKハウスです!」

H「そこは元々お店だったの?」

俺「あそこはお店…というか温泉とかがある複合施設だったのかな?」

俺「うわわわ!なんだこれ!道ねーじゃねーかww」

14 さめ :2023/10/06(金) 00:27:33.76 ID:NKFUnoJO0
道を進んでいくと途中のトンネルで歩道が潰されており、車に轢かれそうになりながらダッシュでトンネルを抜けて信号を通り過ぎしばらく歩いているとKハウスが見えてきた。

15 さめ :2023/10/06(金) 00:28:23.38 ID:NKFUnoJO0
俺「うわ!見えてきた!やっばあああ!!」

H「これ普通に過去最恐だぞw」

俺「これ雰囲気やばすぎっしょ!」

山の日が落ちるのは早い。電車を1本乗り過ごしたことによってもうほとんど日は落ち、暖色系の電灯が不気味に照らすその廃屋は今まで恐怖をもろともしない俺たちに少し恐怖心を与え、俺は内心「今からこれに入るのか…」と頭の片隅で思っていた。
Hも心なしか口数が減っていたようにも思え、「大丈夫だ。生きてる俺らの方が強ぇから。」と謎にカッコつけて俺は用意していた懐中電灯を取り出して中へと入っていった。
中はめちゃめちゃに荒れておりまた長い年月が経っているためかかなり崩落していて危険だった。

16 さめ :2023/10/06(金) 00:29:10.18 ID:NKFUnoJO0
崩落しているため進むのが難しく、Kハウスで一番怖いとされているトイレに一番最初に辿り着いてしまい、美味しいものは最後に取っておきたい思考の俺は少しがっかりしつつもここに戻って来れる保証がなかったためトイレに凸した。

俺「うわーやべぇな。」

H「これ背後怖いねw」

俺「怖いこと言うなよな〜w」

俺「誰だここに絵の具ぶちまけたの!!ここは図工室じゃないんだぞw!!」

H「図工室でも絵の具ぶちまけたら怒られるわww!」

壁の落書きに文句をつけながらトイレを見回すが、特に霊はいない。

俺「なんだよ!なんもいねーじゃーんw」

17 さめ :2023/10/06(金) 00:29:56.00 ID:NKFUnoJO0
とお決まりのセリフを吐いて死亡フラグを立ててみるが何も起きない。
G県最恐に拍子抜けしながらもトイレを後にし次のお目当てであった温泉を目指す。
その時、
バキッ…メキメキ…
背後の方で音が鳴った。
咄嗟に振り向くが何もいない。

俺「今なんか鳴ったよな?」

H「僕も聞いたわ。」

俺「誰か居ますかああああ?」

俺「まっくろくろすけ出ておいで〜w!」

返事があることはなかった。
まぁでもこれは廃墟あるあるなのだが、老朽化した建物がバキメキ言うのは珍しくないので正直これを心霊現象と言えるかどうかは微妙である。

18 さめめ :2023/10/06(金) 00:31:00.37 ID:NKFUnoJO0
音を無視して温泉を目指して廃屋を徘徊する。
途中やべぇ穴や、やべぇ耐久性の床に警戒しつつやっとこさ温泉があるであろうフロアにたどり着いた。
が、そこは天井が落ち、瓦礫だらけでより進むのが困難だった。
その奥に温泉に通じるであろう入り口を見つけた。

俺「お、あれじゃね?」

H「瓦礫やばいな…」

俺「まぁ行けるっしょ。俺が歩いてきたところ辿って着いてきてくれ。」

俺「うっわ!このネクタイ趣味悪ーw!絶対これ893のやつだろw!」

落ちてる瓦礫やゴミにいちいち評価をつけながら進んでいくと中腹あたりに朽ち果てて落ちている扉があった。
今この扉を見たなら間違いなく頭に浮かぶのはすずめの戸締りの「後戸」であると思うがすずめの戸締りの上映が始まったのは今から役1年後である。
そのためこの朽ち果てたドアの評価は「どこでもドアの成れの果て」になった。
瓦礫を掻い潜りやっとの思い出温泉の前までたどり着くことができた。

俺「やっと温泉ついたな。」

H「これ帰るのも大変そうだなあ」

俺「さっきのどこでもドア使えないかな?」

と冗談を飛ばしながら温泉に通じるドアを開けようとしたその時だった。

19 さめ :2023/10/06(金) 00:32:21.25 ID:NKFUnoJO0
俺「うわっ!!!?待って待って!」

咄嗟に上を見た。配管のようなものから何やら水滴が漏れている。その水滴がちょうどドアを開けようとした手に落ちてきたのだった。

俺「うっわーマジビビったわw!ピンポイントすぎだろww」

H「急にでかい声だしたからびっくりしたわw」

そのまま温泉を見て周り、奥の階段を登ろうとしたが屋根が落ちてきてしまっており1人ならまだしも下手に動いてHを巻き込んだりでもしたら大変だと判断し、屋根にぶつくさ文句を言いながら温泉のフロアを見回った。
幸いなことに温泉の横に一本道の廊下があり、さっきの瓦礫エリアを通ることなく戻り、少し迷いながらも入ったところとは別の場所から脱出して帰路についた。

俺「なんだよーwやっぱなんもないじゃんw!」

H「でも今回は他とは別格だったね」

俺「まぁ夜だし廃墟だからなー」

そんなことを言いながらHとは自分たちの家の近くの駅で別れてそれぞれ家に帰った。
その夜は元々行く予定だったM、SとHの3人と通話しながら俺は今日撮ってきたばかりの映像を編集し始めた。(ちなみにKは滅多に通話はしない)

20 さめ :2023/10/06(金) 00:34:11.77 ID:NKFUnoJO0
M「で、どうだった?」

俺「いやー結構雰囲気あって怖かったぞ。でも物理的に怖かったわーw」

M「マジかよおー俺も行きたかったわ…」

俺「なんか屋根落ちてきてて3階行ってないんだよなー。今度リベンジしたいからその時は一緒に行こうぜ!早く風邪治して元気になれよー!」

S「んで幽霊はいたん?」

H「いやーなんかパキパキはなってたんだけど…」

俺「まぁいるかって言われたら微妙だな…」

そんなふうに話しながら映像の編集は、俺が落ちてきた水滴にビビってるとこに差し掛かり、通話はその話で盛り上がっていた。

俺「いやさーマジ手にピンポイントで当たるもんだから流石にびっくりしたわw」

M「まじ?そりゃビビるわw」

俺「映像見るw?俺マジで漁ってるでww」

S「マジかw見たいわ送ってくれ!」

一度編集を中断し、そこの部分だけ切り取って動画を保存しようとそこだけ映像を見返してみる。動画の中では俺が「うわっ!!!?待って待って!」と叫んでいる。
「待って待って」俺の声とほぼ同時に何か聞こえた。

22 さめ :2023/10/06(金) 00:35:00.47 ID:NKFUnoJO0
「待ってる…」

それははっきり聞こえた。PCにヘッドホンを接続し音量を上げた。
聞こえる。
その声は男か女かははっきりとはわからないが多分女であろう声で抑揚のないミッ○ーマウスのような声だった。
普通ならこれはやばいとなり動画を消して震えながら夜を過ごすところだと思うのだが、ここはさすが恐怖をもろともしないメンバーだ。

俺「うっわああ!!やっばいww!!変な声入ってるで!!」

H「マジ?どこらへん?」

M「マジかよ!早く送ってくれ!」

S「なんて言ってるん?」

俺「待ってるってww俺今から行ってこようかなwww」

アホである。
その後は動画を共有して盛り上がり、別の友達にやべぇの撮れた!と動画を送りつけたりして盛り上がる意味で眠れない夜を過ごすのだった。

23 悲しいさめ :2023/10/06(金) 00:35:54.80 ID:NKFUnoJO0
続きは読みたい人がいたら投下します。

24 再開したさめ :2023/10/06(金) 00:39:51.23 ID:NKFUnoJO0
【2つ目 Jの家】
クリスマスが過ぎ、冬休みに入り俺たちはそれぞれ大晦日、お正月を過ごして冬休みもそろそろ終わろうであろう頃、心霊スポットをまわるメンバーは最初のメンバーからだいぶ増えており10人ほどになっていた。
そこで俺は最初にMとKとSで行ったJの家に再び行こうと計画し、新メンバーを含めた7人で行ってみることにした。

25 さめ :2023/10/06(金) 00:40:48.58 ID:NKFUnoJO0
ただ俺らは1度行っていてただ探索するだけでは面白みに欠けるところがあったので、Jの家の中で1人かくれんぼのようなものをすることにした。
ただでさえも霊を呼び寄せる降霊術を心霊スポットでやるという動画的にも美味しいネタになると考え早速必要なものを揃えて出発した。
ちなみに1人かくれんぼのようなものとは正式には「花子さんと太郎くん」というもので、これもはじ○しゃちょーがやっているのを参考にした。
詳細は載せておきます。

26 本当にあった怖い名無し :2023/10/06(金) 00:40:59.73 ID:d2aIpzy+0
続き読みたい!

27 さめ :2023/10/06(金) 00:42:01.19 ID:NKFUnoJO0
【花子さんと太郎くん】
1. 一枚の紙から人形を二枚作って名前を付ける(太郎と花子とあるが名前は何でもいいらしい)。
2. 男役の人形(以下太郎)には青く塗潰した丸、女役の人形(以下花子)には赤く塗潰した丸を顔に描く。
3. 身代り用の人形を作る(何枚作ってもいいがなるべく形を統一させる事)。
4. 身代り用の人形に爪や髪の毛など自分の身体の一部を付ける(血が身代り効果が一番高い)。
5. 花子を家の角の部屋におき、太郎と離す。
6. 太郎の首に赤い線を引き、その線に沿って用意していた刃物で首を切る。
7. 首を切った太郎を花子の所に持って行く。
8. 花子に「太郎君は私が殺しました。私が憎いですか?憎いのなら私を捜してください。今から〇〇分(時間でも可)後にこの家のどこかに隠れます。日の出までに見つけだせたらあなたの勝ちです。見つけ出せなかったなら私はあなたも殺します」と言う。
9. 太郎を切った刃物を花子の上に置いて宣言した時間以内に身代りの人形をそれぞれの場所に隠し自分も隠れる。
10. 指定した時間になるまで隠れ続ける。この時に絶対に寝てはいけない。

28 本当にあった怖い名無し :2023/10/06(金) 00:42:33.76 ID:ML5Br4gq0
見てるぞ

29 さめ :2023/10/06(金) 00:43:27.06 ID:NKFUnoJO0
Jの家に着いた俺らはグッとパーで2チームに別れ、前班と後班で攻めた後に全員で入って花子さんと太郎くんをはじめた。
途中自分の髪を貼るためのテープを忘れるというアクシデントに見舞われたが、紙人形を入れていた箱を閉じていたテープを使えばいいというKの天才的アイディアによってなんとか花子の紙人形に宣言するところまできた。
当然かくれんぼ開始宣言は俺が言うことになり、カメラを花子の紙人形に向けながら宣言を開始した。

30 さめ :2023/10/06(金) 00:44:30.22 ID:NKFUnoJO0
俺「あなたの大好きな太郎くんは僕が殺しました。憎いですかwww??今から30分間僕はこの家ののどこかに隠れます。それまでに、隠れ、、見つけられなければ…僕の勝ちです。」

31 さめ :2023/10/06(金) 00:45:26.76 ID:NKFUnoJO0
途中セリフ忘れかけたが大体同じようなことを言って全員で2階のクローゼットに向かう。
クローゼットに7人も隠れるとなると結構狭く、音を立てないようにしようとしていた。
が、普通に話すやつ、ゲームし始めるやつ、クラッカーを爆破未遂するやつ。
俺らに緊張感なんてものはなかった。
しかし次の一言で事態が急変することになる。

H「あれ。Kが居なくない?」

Kがいなかった。
しかしかくれんぼは始まってしまっていたため下手に動くこともできない。
携帯で連絡を取ろうにも通知が鳴るとまずいと思い使えない。
俺らはそのまま30分間クローゼットに隠れることにした。

32 さめ :2023/10/06(金) 00:46:25.87 ID:NKFUnoJO0
少し経つとなにやら下の方から音がする。
ぎぃ…ぎぃ…ぎぃ…
直感的に階段を登ってくる音だと分かった。

俺「なんか来たああああ!!!!↑↑(小声)」

M「これマジか?マジかよ?!(小声)」

K「お前らマジ静かにしろってやべぇって!」

何か得体の知れないものに他の友達はさておき俺は超絶テンションが上がった。
そしてそのナニカはまっすぐこっちに向かってきてクローゼットの扉をゆっくりと開いた。

33 さめ :2023/10/06(金) 00:47:37.43 ID:NKFUnoJO0
身構える俺。
目の前にはKがいた。

K「あとどんくらい?」

俺「うおおおおK君かよおおおw」

M「びっくりしたわwww」

俺「マジ何やってんだよwwwww」

S「どこにおったん?!?」

K「え、1階で佇んでたwwwww」

みんな「wwwwwwwwwwwwwwww」

そのまま何事もなくかくれんぼは終わり、なんかキモかったのでJの家の玄関に置いてあった壺?みたいなやつの中に紙人形押し込んで帰路についた。
紙人形放置してきたので多分今でもJの家の壺の中にありますwwww。

34 さめ :2023/10/06(金) 00:48:32.02 ID:NKFUnoJO0
でもやっぱり問題は撮った動画で、例の花子の紙人形に俺が宣言するところだった。

あなたの大好きな太郎くんは太郎君は僕が殺しました。憎いですかwww??今から30分間僕はこの家ののどこかに隠れます。それまでに、か、、見つけられなければ…

それまで俺が言った時、どう文字で表せばいいかわからないが、なんとも形容し難い音?声?がした。無理やり文字に起こすなら、

ひゃひゃひゃひゃひゃあひゃひゃふひゃひゃひゃひゃひひゃ

といった感じだろうか。声とするなら多分女だろう。当然これを発見しテンションぶち上げマックスになってしまった俺は、友達に動画を送りまくり、この時に変な声を出した者がいないかを聞いたがもちろん誰も声を出していないし、到底人間の出せる声とは思えない。
その後も特に霊障が起こることもなくKハウスの時の動画と並べて家宝にするのだった。

36 さめ :2023/10/06(金) 00:49:55.01 ID:NKFUnoJO0
見てくれてる人いて嬉しいです!
もーちょいしたら続き投下していきます。あともう2つだけ話あります。

37 さめ :2023/10/06(金) 00:54:44.87 ID:NKFUnoJO0
【3つ目 M寮】
名古屋のはずれにM寮という心霊スポットを見つけた俺たちは、電車ですぐ行けるということもあり心霊スポットをまわりはじめてちょうど1年が経つ8月の中旬くらいに行く計画を立てた。
何でもそこは正体不明の霊が徘徊しているらしく、写真も見たが大きな建物にまとわりつくように絡みついた蔦が何とも言えない不気味さを醸し出しおり、昼間でもかなり不気味に感じさせる。

38 さめ :2023/10/06(金) 00:56:12.73 ID:NKFUnoJO0
M寮凸の日の前にサメのショルダーバッグを購入してもはやお馴染みのメンツであるM、K、S、Hともう1人YとM寮へ向かった。
Yはどちらかと言えば心霊系は苦手らしいのだが、大人数だったことより一緒に行きたいとのことでついてきたのだった。
駅から歩くこと数十分、M寮が見えてきた。

39 さめ :2023/10/06(金) 00:57:05.58 ID:NKFUnoJO0
俺「お!あれじゃないか?」

M「うわでけぇ!」

S「草がやばそうだな…」

それぞれM良に感想をつけながらM寮に近づく。
ちなみに俺は道路を渡る際に車に気づかず轢かれそうになったが何とか耐えた。

俺「あ、あっぶねぇぇぇ…」

K「大丈夫か?」

俺「大丈夫だけどM寮に入るとこばっちり見られたな…w通報されねぇといいけど…」

40 さめ :2023/10/06(金) 00:58:59.41 ID:NKFUnoJO0
そんなこんなしてたがM寮の入り口までたどり着いた。
そこはかなり不法投棄がされておりあちらこちらに冷蔵庫やら洗濯機やらめちゃめちゃに捨てられていた。
そのせいかM寮の周りには「立ち入り禁止」よりも「不法投棄禁止」の看板の主張の方が激しかった。

41 さめ :2023/10/06(金) 01:00:08.22 ID:NKFUnoJO0
M「うわああああ!!ここめっちゃ蚊がいる!!!」

H「うわっほんとだ」

M「もうめっちゃ刺されたわ…」

俺「マジ?俺全然何ともないけどなぁ…」

どうでもいいがMはいつもすごく蚊に刺されていた。
対して俺は何故か蚊に全く狙われない。
用意周到なSが虫除けスプレーをMに噴射していざ入るかと言う時、暑すぎて頭でもおかしくなったのか、俺は「せっかくこんなでかいんだから2チームに別れて行こうぜ」というキ○ガイマックスな提案をし、この蚊がたくさん徘徊している空間に幽閉されるという地獄みたいな選択をしたのだった。

42 さめ :2023/10/06(金) 01:01:57.18 ID:NKFUnoJO0
ここから2チームに別れて探索を進めていくのだが、正直ここはあまり何もなかったので省略する。
あったことといえば中にあった壊れたギターでいきなり演奏しはじめたり、スズメバチの巣を発見したくらいだった。
書き忘れていたがM寮は2つの建物に分かれており、1つ目の建物をチームに別れて探索し、2つ目の建物はみんなで行こうということになっていた。
何事もなく1つ目の建物の探索を終えて、1つ目の建物から繋がる渡り廊下のようなところを通り2つ目の建物へと入っていく。
この時俺は2つ目の建物に入り何となく窓から1つ目の建物をチラ見すると2階に人影のようなものが見えた気がした。

43 さめ :2023/10/06(金) 01:02:52.85 ID:NKFUnoJO0
俺「おいなんか今あっちの建物の2階に誰か居たくね?」

M「まじ?」

みんなして建物を凝視するが何もいない。

S「見間違えじゃね?」

俺「あれーなんか2人くらいいたように見えたけどなぁ」

この変な2人組騒動は俺の見間違いということに収まり探索を続けることにした。
ぶっちゃけこれは俺の見間違いかも知れないので確実生には欠けるものがあるだろう。

44 さめ :2023/10/06(金) 01:04:48.63 ID:NKFUnoJO0
建物は4階建てで1フロア1フロア見て行くことにし、3階を探索していた時、事は起こった。
寮ということもあり、部屋はたくさんあったがどこも同じような作りで残っているもの少なくこれが4階もあると流石に飽きてくる。
3階の時点で俺らは飽きており一応部屋は全部見ていったが3階にもなるとちょっと覗いてすぐ次の部屋へ行っていた。
しかし4つ目くらいの部屋を、開けるとカーテンがあった。
今までの部屋は全くカーテンがなかったので「おーカーテンあるな」くらいに思っていると突然カーテンがハタハタとはためき出した。

45 さめ :2023/10/06(金) 01:05:34.55 ID:NKFUnoJO0
俺「うわっめっちゃカーテン靡いてるじゃんwww!」

俺「そのカーテンに逆らって行くううwww!」

俺「ライダー!キィィック!!!」

面白半分に揺れているカーテンに飛び蹴りをかました。
その時だった。

46 さめ :2023/10/06(金) 01:07:41.47 ID:NKFUnoJO0
キャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

凄まじい声がした。
そこの部屋にいた俺とM、もちろん部屋の外にいたみんなにも聞こえていた。

俺「うわっびっくひしたw!」

俺「おいーw誰だよ今のーw!」

M「え…?今の何の音…?声?」

K「え?知らないぞ?」

俺「え?」

S「お前らだろ?今のキャァァァっての」

俺「いや違う違う。」

M「いやちゃうてちゃうて。」

K「俺じゃないよ?」

俺「え?え?は?」

M「え?」

俺「え?」

47 さめ :2023/10/06(金) 01:08:53.60 ID:NKFUnoJO0
俺「誰か叫んだり物音立てたりした?」

H「なんか声は聞こえたよ…」

S「キャァァァっ言ったよな?」

M「え?」

Y「これガチ…?」

その場にいた全員がパニクり出してお互い異音を発していない説明をし始める。
俺とMは部屋の中におり、HとYは隣の部屋の引き出しを開けようとしていて、Kと Sは部屋の入り口近くの廊下でにゃんこ大戦争をしていた。
それぞれお互い声を発していないことを確信しているし、そもそもここへは男6人できておりよくよく考えればそんな高い声を出せる者などいなかったのだ。

48 さめ :2023/10/06(金) 01:09:52.07 ID:NKFUnoJO0
K「え?これガチじゃね?」

S「まってこれどゆことや?」

M「いやなんか俺君がカーテンに向かってライダーキィィックとか言って蹴ったら…」

俺「キャァァァって言ったんだよ」

M「これ多分ガチのやつだわヤバイわ」

Y「これマジでヤバイって…」

K「やばいやばいやばい」

俺「みんな落ち着け。これは真面目にやばいいし危険かもしれない。だから危険を顧みずいきたいと思いますww!」

部屋に再突撃する俺。
もう一回飛び蹴りをカーテンにお見舞いしてやった。
マジでアホである。

49 さめ :2023/10/06(金) 01:11:33.35 ID:NKFUnoJO0
俺「もう一発喰らええええ!」

しかし再び叫び声が聞こえることはなかった。
結局屋上まで探索を終え、全員でその部屋で記念撮影して帰ることになった。
ちなみにその写真には特に何も写らなかった。
いつか夜に再突撃してやろうと言っていたM寮だったが、最近解体されてしまったらしくことの真相を確かめることはできなくなってしまった。(2023年9月現在1つ目の建物は残っているようだ)
幽霊の声をこれほどまでにはっきり聞いたのは今現在に至るまでこれが一番はっきり聞こえた。
その場にいる全員にも聞こえたし動画も撮っていてその動画にも声は入っていた。
家宝がまた一つ増えました。

50 さめ :2023/10/06(金) 01:13:39.04 ID:NKFUnoJO0
あと一つ話あります!
ちょっと作業終わったら投下したいと思います。

度々出てくる神出鬼没の変態全裸女怖すぎ笑笑
恐怖(きょうふ)、または恐れ(おそれ)(英: fear)は、動物や人間のもつ感情の一つで、こわいと思うことやその気持ち。 ブリタニカ国際百科事典によると、恐れとは典型的な情動のひとつで、有害な事態や危険な事態に対して有効に対処することが難しいような場合に生じる、とのことである。…
15キロバイト (2,148 語) - 2023年6月28日 (水) 22:41



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