「スクール水着」もジェンダーレス | ニコニコニュース
夏日を超える日が増え、学校ではこれから水泳の授業も始まってきます。そんな中で、いわゆるスクール水着に新たなトレンドが生まれているようです。
墨田区にありますフットマークにやってきました。このロゴに見覚えのある人も多いのではないでしょうか。そのフットマークが開発した最新水着についてお話を伺います。
フットマークは、約50年前におむつカバーから水泳キャップを開発して以来、学校の水泳の授業で使う水着を製造している老舗のメーカーです。そんなフットマークが去年、男女共用のセパレート水着を開発しました。
背景にあったのは、ジェンダーに悩む生徒から、男子用と女子用以外にも選択肢を増やしてほしいという要望でした。学校に水着を卸す業者に寄せられる声が年々、増えていたということです。
木村さん:「私どもが考えているよりも、実際困っている子どもたちがたくさんいると考えまして、開発してほしいと会社のほうに提言したのがきっかけになります」
去年、都内の公立中学校などでテスト導入され、ジェンダー以外にも体型を隠したいといった思春期に多い悩みや、日焼けをしたくないといった理由から、この水着を選ぶ生徒が多かったといいます。
木村さん:「すでに今年の水着の販売も始まっていて、報告を聞くと概ね好評で、少なくとも半分、多くて8割9割の生徒がこちらを選ぶという学校さんも出てきている」
全国で300校以上が導入を検討するなど注目される中、調布市の都立神代高校ではいち早く今年度からの導入を決めました。
体育教師:「やっぱり水泳の授業は、いざというとき命を守ることにつながると思うので、世の中がジェンダーレスが進んでいることもあって、水着(が理由)で入らないというのはちょっともったいないかなと感じます」
生徒の選択肢を増やす男女共用の水着。今後、広がっていきそうです。
(出典 news.nicovideo.jp)