島根スサノオマジックのU15・U18チームを巡り、Bリーグがクラブにけん責と制裁金300万円、広瀬健太GMにけん責を決定した。問題は必要なスタッフの不在だけではない。活動報告書には実際と異なる帯同記録もあった。リーグの認定事実とクラブの再発防止策を分けて確認する。
スタッフ不足だけの話ではなかった
Bリーグの制裁発表とクラブのお詫びを照合すると、問題は二段階に分かれる。育成チームで必要なスタッフを帯同させず、活動時間の基準も満たさなかったこと。そして、帯同していない人を帯同したと活動報告書に記載したことだ。
リーグがクラブについて認定した9項目を整理
運営上の不足:5項目(U15・U18のスタッフ帯同、両チームの活動時間)
報告書の虚偽:4項目(スタッフ・ヘッドコーチの帯同状況)
これは発表文の番号1(1)〜(9)を内容別に数え直したもので、違反の重さを件数で順位付けした数字ではない。
「300万円」は誰への制裁?
- クラブ:けん責と制裁金300万円。
- 広瀬健太GM:けん責。個人への300万円の制裁金ではない。
- 選手:今回のリーグ発表に、選手への制裁は記載されていない。
リーグは人材確保の難しさを考慮したうえで、違反期間の長さと虚偽報告を重く見た。選手の試合結果やトップチームの勝敗に対する処分として読むのは正確ではない。
クラブが発表した再発防止策は、報告の承認経路まで変更
島根スサノオマジックの説明では、現時点で規程に沿うスタッフ体制と活動体制を整備したとしている。活動報告書は、各チームの週次確認後、コーポレート部門の審査と代表取締役の承認を経る流れへ変更したという。選手と保護者にも説明するとしている。
不足していたのは「現場の人数」と「リーグへ伝わる記録」の二つ。発表された対策も、現場の体制見直しと報告・承認の強化に分かれている。ただし、発表時点で今後の運用成果まで確認できたわけではない。ここは次の活動報告で継続して見たい。
なお、Bリーグは4月中旬の情報提供を受けて調査を始め、9月25日に制裁を決定。今回の記事は9月29日に公表された両者の資料を9月30日に照合した。
確認した一次資料
2026年9月30日確認。記事の作り方・出典と掲示板風会話の扱い








